巨人は交流戦で厳しいスタート 「菅野」「戸郷」に必要な意識改革とは【柴田勲のセブンアイズ】

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横川凱が先発

 セパ交流戦が24日からスタートしたが、巨人はオリックス、日本ハムとの6連戦を3勝3敗の五分で終えた。

 私から言わせれば、この3勝3敗は“負け越し”と同じだ。オリックス、日本ハムは現在パ・リーグではチーム力が落ちている。悪くいっても4勝2敗、うまくいけば5勝1敗と踏んでいた。

 今後楽天、ソフトバンク、西武といった力のあるチームと対戦することを思えば厳しいスタートになったのではないか。

 首を傾げたというか、理解できなかったのは29日に4年目左腕横川凱を先発させたことだ。プロの1軍投手のレベルではない。立ち上がりから球が高めに浮いてコントロールに苦しんでいた。球威もなかった。

 2回で降板だろうと見ていた。続投させて4回に四球が絡んで無死満塁となりマウンドを降りた。2番手の畠世周が3連打を浴びて、この時点で勝敗の行方は決まった。畠は気の毒な登板だった。

 ほかに先発投手がいなかったのかと思う。例えば、最初から畠を3イニングくらいの予定で投げさせる。その後を今村信貴に2イニング任せる。その逆でもいい。鍬原拓也ら中継ぎ陣が控えている。投手リレーでしのぐ手があったはずだ。

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