亡くなる20日前の尾崎豊、前髪カット中の渡辺美里、デビュー間もないドリカム……名写真家が振り返る「J-POP黄金時代」
大川氏が振り返る撮影秘話
そんな数々の著名人を撮影してきた大川氏ご本人が、思い出深い写真を振り返ってくれた。
まずは、渡辺美里のアルバム「eyes」のジャケットにもなった、印象的な一枚。
「彼女のヘアメイク中、本当に前髪を切っているときに“あ、これいいな!”と思って、ふとカメラを構えました」(大川氏)
次は、力強くカメラを見つめる尾崎豊。
「これは彼が亡くなるわずか20日前に撮った写真です。撮影に対して非常にやる気満々で、まさか訃報を聞くことになるとは思ってもみませんでした……」(同)
写真の一枚一枚に、アーティストたちのエピソードが詰まっているのだ。
写真展は今月31日から神奈川県・横浜で、8月6日から東京都・成増でも開催予定。
往年のファンは当時を懐かしむもよし。若い人は当時の音楽業界の雰囲気を味わう絶好の機会だろう。J-POP黄金時代を、耳だけではなく目でも楽しんでみてはいかが。