親方になった白鵬に“変化”が? 場所中の“急患トラブル”で見せた対応力
担架が見えなくなるまで見送り
そこへ観客の中から急患が出たため、警備スタッフが集まってきた。
「はじめは“何事だろう”と遠巻きに見ていましたが、救急隊員がやってくると、親方も現場へ駆けつけました。心配そうな顔でしゃがみこんで様子を見たり、救急隊員に声をかけたりして、担架で運ばれて見えなくなるまで見送っていましたよ」
師匠の宮城野親方は8月に65歳で定年を迎え、白鵬は跡を継ぐと見られている。現役時代は、かち上げや張り手など乱暴な取り口が問題視されることもあった白鵬。引退の際には、「自覚ある行動を取るように」といった異例の誓約書付きでの年寄承認となった。
今回はその“自覚”を見せつけたシーンといえるのかもしれない。