親方になった白鵬に“変化”が? 場所中の“急患トラブル”で見せた対応力
親方として上々の船出
横綱・照ノ富士の優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。土俵の外に目を転じると、こちらには元横綱の姿が。昨年現役を引退し、間垣親方となった白鵬である。千秋楽の前日、会場でとあるトラブルが起こったが、その際の白鵬の対応は――。
***
昨年11月の九州場所で“場内警備デビュー”。相撲協会の濃紺のジャンパーも板についてきた白鵬が、今場所からは広報部に異動。NHKのスポーツ番組でコメンテーターを務めたり、相撲協会のトークイベントやYouTubeチャンネルに登場したりと、現役時代の無軌道ぶりを思えば、“新人”親方として上々すぎる船出といえる。そんな親方に、緊張の色が走ったのは千秋楽の前日、5月21日。担当記者によると、
「取組が終わって、順番にお客さんを帰す間、土俵のまわりを親方たちが囲みます。お客さんが土俵に上がらないようにするためで、間垣親方もそこにいました」
[1/2ページ]