【日本ダービー】53歳「武豊」が「ドウデュース」と目指す最年長ダービージョッキー
生粋の武豊ファン
たしかに、近年の彼のGIの勝利数を見ると、2018年0勝、19年3勝、20年は再び0、そして昨年1勝と、芳しくない。が、
「実はその昨年のG1勝で武騎手に勝利をもたらした馬こそ、今回ダービーに出走する、ドウデュース号です。武騎手とは新馬戦からずっとコンビを組んでいて、昨年末、G1・朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、さらに皐月賞も3着に食い込む実力馬。ダービーでも勝ち負けになるのでは、と言われています」
ダービーの先には
そんな実力馬に、なぜ騎乗しているのかといえば、
「実は、馬主の松島正昭氏が、武騎手と同じ京都の生まれで、生粋の競馬ファンであり、武豊ファンなんです。馬主になる前から知人を通じて知り合いになり、意気投合。2015年に松島氏が馬主資格を取得してからは、『武豊で凱旋門賞を勝つ』を目標に、馬を購入してきました」(同・前)
その壮大な夢はまだ叶ってはいないものの、ドウデュース号の朝日杯勝利は、松島氏にとっても初めての国内G1制覇となった。
「そしてもし、この勢いのまま日本ダービーを制したら、松島氏は今年の凱旋門賞に挑戦する可能性が高い。もちろん鞍上は武豊ですよ。武騎手にしても、あのディープインパクトとのコンビでも果たせなかった凱旋門賞制覇のチャンスですから、今回のダービーも、気合いの入り様が違うでしょうね」
二人の夢はターフを駆け巡る。
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