ディーン・フジオカは特別待遇も……「パンドラの果実」不調で蘇る5年前の悪夢

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すでに興味なし?

「当時、お腹の子のために代役を立てるべきという意見もありましたが、撮影はそのまま続けられました。武井のつわりが重くなると彼女の出演シーンをカットせざるを得なくなり、その代わりにディーンさんの出演シーンが増えていきました。W主演なのに、一方のシーンが減り、もう一方は増えるわけですから、脚本も変えざるを得なくなります。書き換えるたびにストーリーに歪みができてしまい、出来も良くなくなる。当然、視聴者も離れ、散々な結果に終わったのです」

“ディーン怒髪天”も当然だったかもしれない。

「あの時の借りを返すべく、今回は様々なプラス材料を用意して、気持ちよくオファーを受け入れてもらったわけです」

 そこまで気を遣うのも珍しい。

「彼の所属事務所アミューズは、サザンオールスターズなどアーティストの芸能事務所として有名ですが、福山雅治さんや深津絵里さんなど多くの俳優も所属しています。大泉洋さんをはじめとするTEAM NACSとも業務提携していますから、顔色を窺わざるをえないのでしょう」

 その甲斐もなく、残念ながら視聴率はなかなか上がらず……。

「ここから巻き返しを図るには、主演俳優に番宣に稼働してもらわないと難しい。ディーンさんにもお願いしたいところなのですが、先日は『シャーロック』(フジ)の劇場版『バスカヴィル家の犬』の完成報告会に登壇していました。すでに『パンドラの果実』には興味がないのかもしれません」

 そうは言っても、6月からはHuluでシーズン2がスタートと発表済みだ。

「シーズン2は5~6話が予定されているそうですが、すでに撮影も始まっているそうです。地上波で人気のなかったドラマは、配信で新作が作られても視聴されません。Huluもそれを承知の上で撮影せざるを得ない状況です。われわれは事務所に気を遣うあまり、パンドラの箱を開けてしまったのかもしれません」

デイリー新潮編集部

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