低迷「ポップUP!」は「ラヴィット!」になれるか 社内で囁かれる意外なリニューアル案とは

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「華の嵐」

 もちろんフジテレビも危機感を持っているという。制作現場などからは早くも“リニューアル案”が出ているそうだ。

「その中でも注目されているのが、“昼ドラ復活”だそうです。別に『ポップUP!』を終わらせる必要はありません。番組の中でドラマを流すのです。日本テレビの『ZIP!』(平日・5:50)でも8分程度のドラマが放送されています」(同・スタッフ)

 30台以上の方々なら、かつてフジテレビが平日の午後1時台後半に、連続ドラマを放送していたことをご存知だろう。

 フジ系列の東海テレビが制作していたことから、ウィキペディアでは「東海テレビ制作昼の帯ドラマ」という項目名になっている。

 1964年の「雪燃え」から始まり、2016年の「嵐の涙~私たちに明日はある~」まで214作品が放送された。

 高木美保(59)と渡辺裕之(1955~2022)の「華の嵐」(1988年)、横山めぐみ(52)の「真珠夫人」(2002年)、大河内奈々子(44)と小沢真珠(45)の「牡丹と薔薇」(2004年)といったヒット作は今でも話題になることが多い。

「ドラマが終わっても、そのまま『ポップUP!』を見てもらうというのが狙いですが、もともと“昼ドラを復活してほしい”という視聴者の要望は、フジテレビに多く寄せられているのだそうです。決断すれば歓迎する声は多いはずです」(同・スタッフ)

MC問題も重要

 スタッフ氏は、「お昼のクイズ番組を復活させるのもいいかもしれません」と言う。

「TBS系列で放送された『ベルトクイズQ&Q』(1969~1980年)が代表例ですが、昔はお昼にクイズ番組がよく放送されていました。フジテレビは『ネプリーグ』(月・19:54)や『潜在能力テスト』(火・20:00)などを放送しており、クイズ番組にはこだわりがあるようです。『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ・平日・22:00)という個性的な番組も放送しています。“お昼にフジのクイズ番組を見たい”という視聴者もいるようです」(同・スタッフ)

「ポップUP!」の人気が低迷している理由として、佐野瑞樹アナ(50)と山崎夕貴アナ(34)という“社内人材”にMCを任せたことが大きいと言われてきた。

「当初は不振だった『バイキングMORE』が人気番組になったのは、やはり坂上忍さん(54)という強烈なMCが“番組の顔”になったからです。局アナのお二人には荷が重いでしょう。新MCの就任と番組内ドラマのスタートを発表できたら、『ポップUP!』に注目する視聴者も増えるのではないでしょうか」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

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