低迷「ポップUP!」は「ラヴィット!」になれるか 社内で囁かれる意外なリニューアル案とは
デイリー新潮は4月11日、記事「フジの新番組『ポップUP!』が早くも視聴率1%台 他局からは『正直、かなり厳しい』の声」を配信した。
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「ポップUP!」は、この4月にフジテレビ系列でスタートした、平日昼(11:45~14:45)の情報バラエティ番組。なぜ、他局からも「厳しい」と言われているのか、それは視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)を見れば一目瞭然だ。
4月4日の初回視聴率が3・2%と“スタートダッシュ”に失敗。翌5日には2・1%、そして7日には1・6%にまで落ちこんでしまった。
記事では《民放プロデューサー》が番組の問題点を指摘した。2点だけ紹介しよう。
《まずはMCです。局アナ2人でウラ番組に対抗できると本気で思っているのだとしたら大間違いです》
《番組のテンポも内容も緩すぎですね》
それから1カ月が経ったが、状況は全く変わっていないようだ。情報番組のベテランスタッフは、「視聴率が改善しなくても番組の評価が上がれば、また違うのでしょうが……」と言う。
「例えば、『ラヴィット!』(TBS系列・平日・8:00)も視聴率では苦戦していますが、SNSを見ると熱心な固定ファンが付いていることが分かります。川島明さん(43)のMCも好評ですし、他番組にはない独自路線を好んでいる視聴者もいます」
内容が薄い!?
なぜ「ポップUP!」の“発信力”は低いのか。原因は「放送内容に独自性がない」(同・スタッフ)からだという。
「番組内のコーナーが“◯◯っぽい”企画ばかりです。テレビが好きな人なら、『ラヴィット!』や『マツコの知らない世界』(TBS系列・火・20:57)、『ヒルナンデス』(日本テレビ系列・平日・11:55)といった番組に“元ネタ”があるのはすぐに分かるでしょう。人気番組の寄せ集めみたいな感じがするのです」(同・スタッフ)
「ポップUP!」を擁護するとすれば、今の時代、独創的なコーナーを生み出すのは難しい。テレビの制作現場はどこも、時間の余裕も予算も失われてしまっているからだ。
「とはいえ、どの局のスタッフも、元ネタと目の付け所を変えるとか、演出に凝るなど、“パクリ”や“二番煎じ”と言われないよう工夫しているのです。ところが『ポップUP!』には、そうした努力が感じられません。さすがにこの内容では、毎日見ようという気持ちにはなれないでしょう」(同・スタッフ)
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