「秋篠宮家はまったく関係ない」 秋篠宮さまが初めて告白した「小室問題」の全容
消極的だった宮内庁
ところで同書には、秋篠宮さまが宮内庁を痛烈に批判なさる箇所がある。18年11月、お誕生日に際しての会見で“大嘗祭は身の丈にあった儀式に”“宮内庁長官は聞く耳を持たなかった”などと発言され、物議を醸したことがあった。江森氏が真意を尋ねたところ、
〈一度、きちんと発言すべきだと思っていました〉
と、宮内庁の「結論ありきの姿勢」に不満を漏らされたという。さらに最近も、
〈一番問題なのは、宮内庁でした。(中略)大嘗祭は国事行為ではなく、皇室の行事です。すなわち、皇室行事を行う宮内庁がきちんと考えなかったことが問題です。『聞く耳を持たなかった』とはそのことを指しています。最初から考えるつもりもなかったのでしょう〉
そう口にされていたというのだ。江森氏によれば、
「大嘗祭は公費でなく天皇家の私費である内廷費用でまかなうべきだとのお考えは確固としてありましたが、これとは別に眞子さんの結婚問題については、宮内庁へのご不満は聞いたことがありません。秋篠宮さまは“あくまで家の問題であり、自分たちで解決しなければ”と考えておられたのです」
ただし、
「危機管理という点で宮内庁は違ったアプローチができたのではないでしょうか。いかに秋篠宮さまが“自分たちの問題だから”とお考えだったにせよ、長官をはじめ、もっと積極的に問題解決に介入すべきだったと思います」(同)
会見以外の場で、秋篠宮さまにかくも赤裸々にご胸中を吐露されてしまった宮内庁。「衝撃の新刊」を、彼らはどのように受け止めるのだろうか。
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