「山口県誤振込み騒動」4630万円をオンラインカジノで消費は本当か? 現地取材では「パチンコ狂い」の証言も
パチンコ狂
では、実際、24歳男性はどのようなゲームをしたと考えられるのか。愛好家は、
「ポーカーではないと思います。高額なレートだったとしても、短時間で消費しづらいゲーム性だからです。考えられるのは、バカラ、ブラックジャックあたりでしょう。一回のゲームが、1分もかからない丁半博打ですから、1ベット100万円などを繰り返していき、取り返そうと熱くなって、すっからかんになることは決して不思議ではない」
週刊新潮取材班は、男性の知人から「ギャンブル狂だった」という証言も得た。
「パチンコ屋に毎日のように通っていた。金遣いが荒くて、1日数万円使っていた」
被害にあった阿武町関係者は「返還しなければならないカネだということはわかった上で、お金を増やしてから戻そうと考えていたのではないか」と推測する。一方で、「使ったことにして、どこかに隠し持っているのではないか」(地元記者)という疑念の声も少なくない。いったい真相はーー。
5月19日発売の「週刊新潮」では、男性の故郷である山口県山口市の実家周辺や小中学校の同級生などを総力取材。人里離れた「限界集落」での暮らしぶりも含めて、「公金持ち逃げ事件」の全貌を詳報する。