綾瀬はるか、上野樹里、柴咲コウ……豪華キャスティングの春ドラマが揃って大苦戦のワケ

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

数少ない高評価ドラマ

 唯一2桁をキープしているのが、二宮和也(38)主演の日曜劇場『マイファミリー』(TBS)だ。

「日曜劇場ですからキャスティングにも力を入れています。ヒロインには多部未華子(33)、脇を固めるのは玉木宏(42)、賀来賢人(32)、松本幸四郎(49)、子役にも山崎莉里那(10)、野澤しおり(11)、凛美(15)と実績のある芸達者を揃えています。そして脚本には『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』(フジ)や『ストロベリーナイト』(同前)の黒岩勉。誘拐が解決と見せかけての謎の連鎖は、やはり見応えがあります」

 数字を取るドラマには、それなりの理由があるようだ。

「民放ではありませんが、山下智久(37)主演の『正直不動産』(NHK総合)が健闘しています。『野ブタ。をプロデュース』(日テレ)、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』(フジ)、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(同前)など、派手さはなくとも確実に数字を取ってくる山Pに、次期朝ドラヒロイン・福原遥(23)、市原隼人(35)、草刈正雄(69)、倉科カナ(34)、大地真央(66)と一流のクセ者を揃え、日曜劇場に勝るとも劣らぬキャスティングは今期ナンバーワンと言っていいでしょう。さらに脚本の根本ノンジは『監察医 朝顔』、『サ道』(テレビ東京)で赤丸急上昇中です。奇しくも『朝顔』の上野が、今期『じぞ恋』で真裏に来てしまったのも因縁を感じます。祠を壊した祟り(?)で嘘がつけなくなってしまった不動産業の山Pというのも、荒唐無稽なエンターテインメントで心地よく、不動産会社の裏情報も楽しめる。ネット上でも今期ナンバーワンの声が高い」

 そしてもう1本。

「『家政夫のミタゾノ』(テレ朝)は、抜群の安定感とエンターテインメントで『正直不動産』に続くドラマですかね。山本舞香(24)のヤンキーそのものの目つき、臆せず演じているところに好感が持てます」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。