佐々木朗希の同級生が語る“進化”と“決勝登板回避”秘話 「今では監督の決断は正解と」

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 大谷翔平に続く、新たな大スターの誕生となるか。28年振りとなる完全試合を、史上最年少で達成した佐々木朗希(20)。学生時代に共に汗を流した同級生が、その“進化”と「あの夏」の秘話を語った。

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 佐々木が大記録を達成したのは、4月10日のオリックス戦でのこと。

 完全試合自体、過去に15人しか達成していない快挙であるが、彼の場合は、プロ野球タイ記録である1試合19奪三振、世界記録の13者連続奪三振のオマケ付き。更には、その次の登板でも、8回に降板するまで“完全”ペースで投げ続けている。今年成人式を迎えたばかりの青年が、強者ぞろいのプロ選手たちを撫で切りにしているのである。

佐々木は「難癖の付けようがない」

「これまで誰かが完全試合を達成しそうになると、どこか寂しさが込み上げてきましたが……」

 と語るのは、佐々木投手の前、1994年に記録を達成し、「ミスターパーフェクト」と言われた元巨人の槙原寛己氏である。

「佐々木君の場合は内容が圧倒的すぎて、難癖の付けようがない。ただただ嬉しくて、その夜は一人シャンパンを開けてお祝いしましたよ。実はオープン戦での佐々木君を見て“球が抜ける”という欠点を克服しているのがわかった。今シーズンはもしかして、と思っていましたが、早々に予感が当たりましたね」

 槙原氏は記録達成の後、テレビ番組の企画で佐々木とリモート対談した。

「彼は記録達成の夜、眠れなかったと言っていましたが、私も同じです。その夜は寿司を食べたというのも一緒で。ただ、私に比べて彼は遥かに上ですよ。身体がまだ出来上がっていないにもかかわらず、あの球を投げられる。末恐ろしいの一言。再び完全試合をするチャンスもあると思いますよ。20歳の時点で比べると、大谷投手を上回っているでしょう」

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