新幹線“無賃乗車”で逮捕された元民主党国会議員 かつての支援組織が激怒する理由

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恩を仇で返された

 そんな山下氏を議員時代、支援してきたのが8万人超の組合員を抱えるJR最大の産業別組合『JR連合』だった。

 同連合関係者が話す。

「山下さんはJR連合関連の議連の役員を務めたこともあり、ヨソからは“JR連合のお抱え議員”などと揶揄されることもあった。ただし、我々と問題意識を共有して、革マルの影響力が指摘されたJR東労組の問題などを国会で厳しく追及するなど“論客”との印象が強かった」

 両者の蜜月関係は落選と同時に消えることになるが、降って湧いた今回のニュースはJR連合内に衝撃を与えたという。

「散々支援を受けてきたJR相手に詐欺を働いたのですから、開いた口が塞がりません。久しぶりに名前を聞いたと思ったら、まさかの情けない醜聞。よりによってこんな容疑で捕まるのだけは勘弁して欲しかった。連合内からも“恩を仇で返された”や“貧すれば鈍すどころか、貧して(顔に)泥を塗られた”などの呆れや怒りの声が上がっています」(同)

“落ちたらタダの人”になることを拒んだ男の末路か。

デイリー新潮編集部

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