絵本作家・ヨシタケシンスケが語る「子供も楽しめる展覧会」を開催する理由
「職場でこっそり愚痴とともに小さな落書きを」
世界的な絵本作家・ヨシタケシンスケ氏の個展が、東京・世田谷文学館で開催されている。膨大なスケッチや絵本の原案、原画などの平面作品のほか、体験しながら楽しめる展示品も多い今回の個展。ヨシタケ氏に企画の意図を聞いてみると――。
***
『りんごかもしれない』『このあと どうしちゃおう』『あんなにあんなに』など数多くの絵本で絶大な人気を誇るヨシタケシンスケ氏。会場にずらりと並んだ約2千枚に上るスケッチの複製は圧巻だ。
「サラリーマン時代に、職場でこっそり愚痴とともに小さな落書きをしていて、その習慣から手帳にスケッチを残すようになりました」
...