大谷翔平、「HR王」ピンチ! 審判団の「不可解判定」で開幕ダッシュに失敗の裏事情
審判団との関係は修復不能?
それでは、この報復措置はいつまで続くのか。
「本人も昨季の段階で、すぐに気付いたようで、審判には謙虚に、フレンドリーに接するよう気を付けていました。ただ、それでも審判の対応は変わらず、今季も自信を持って見逃したボール球のストライク判定に、顔の前で手を振って抗議の意を示してしまった。ああいう態度を取っている限りは審判団の反感を買い続けるでしょう」(メジャー解説者)
オープン戦は3本塁打と好調を見せ、開幕直前には「一番いい状態」と言い切った大谷。今季から先発投手が降板後も指名打者(DH)として打席に立てるルールの導入と、ナ・リーグのDH制採用があり、大谷の打席数が増える下地が整った。
「キング」奪取に向けてファンの期待度も高まるなか、開幕ダッシュの失敗で冷や水を浴びせられた形だ。4月を終え、本塁打数はトップのアンソニー・リゾ(ヤンキース)と5本差。140試合を残しているとはいえ、
「このままでは技術や体調ではない部分で期待を裏切りかねない。何とかアンパイアとの関係を修復してほしい」(同)
切実なその思いはファンも同じだが、包囲網が解かれる兆しは見えないままだ。
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