フードアナリストが語る「私が絶対摂らない食品添加物」 9種類の実名は?
避けた方がいい9種類の食品添加物
確かに、食品添加物まみれの加工食品を食べ続けたとしても、すぐに病気になるわけではありません。だからこそ、あまり気にせずにコンビニやスーパーの加工食品を食べている人が多いのでしょうが、10年後、20年後も「体に何の影響もない」と断言できる人はいないはずです。であれば、それらを「避ける方法」を知っておいてもいいのではないでしょうか。
かくいう僕も、かつては食品添加物など全く気にせず、カップ麺やファストフード、スナック菓子をパクパク食べていました。しかし、今ではその手の商品はほとんど食べません。「自分や家族が食べる物」に意識を向けるのであれば、まず、商品裏面にある原材料表示を確認してから買い物をすることが大切です。そこに表示されている一つ一つの成分名が理解できなくても、他の商品と比較して、訳の分からないカタカナ表記が少ない方を選択する、というだけでも意味があると思います。僕の場合は、原材料に「たん白加水分解物」と「果糖ブドウ糖液糖」が入っているものは絶対に買わない、というルールを決めるところから始めました。僕は、これらを含む9種の「食品添加物」は避けた方がいいのではないか、と考えています。以下、順を追って説明していきます。
「気持ち悪い」
1 たん白加水分解物
動物性や植物性のたん白質を塩酸などで分解して作られるもので、ありとあらゆる加工食品に入っています。これにL-グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)と風味を加えればどんな味でも再現できる、といわれています。しかも、食品添加物ではなく「食品」の扱いとなっているので、使用量にも限度がありません。
気になるのは、作られる過程で発がん性物質が発生する、という指摘が出ていること。あとは単純に、豚の皮なのか骨なのか、何から抽出されたものなのかが分からないから「気持ち悪い」。これを避けるようにすると、ほとんどの加工食品が買えなくなります。
2 果糖ブドウ糖液糖
甘いお菓子や飲み物の多くに入っている「魔法のシロップ」です。めんつゆや果実酢などに入っていることもあります。たん白加水分解物と同様、これと香料と水と色素さえあれば、どんな色の、どんな味のジュースだってできてしまいます。
原料は主にトウモロコシ。そのほとんどが遺伝子組み換えトウモロコシであるのは明らかです。英語ではハイフルクトースコーンシロップ(HFCS)と言います。フルクトースとは果糖のことですから、果糖が多く含まれたコーンシロップということになります。ブドウ糖の方が混合比率が高い場合、ブドウ糖果糖液糖となります。体内でエネルギーとして使われない果糖は中性脂肪に変化して肝臓に溜まっていきます。体に良いはずがありません。
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