ロシアとの国境線がヨーロッパで一番長い国、フィンランドの兵役義務の実態とは
ロシアによるウクライナ侵攻は、ロシアの東の隣国である日本にとっても他人ごとではない。だが、より危機感を募らせるのが、地理的にも歴史的にも近い北欧諸国だ。中でも実際に地続きで、ヨーロッパ側の国としては、一番長いロシアとの国境線を擁するのがフィンランド。36歳のサンナ・マリン首相率いるフィンランド議会は、NATO加盟の審議を本格的にスタートさせた。常にロシアの脅威にさらされてきた「森と湖の国」では、今なお成人男子に兵役の義務を課している。
人口550万、フィンランドの兵役の実態をご紹介する。...