人口の7割を収容可能な「核シェルター」を配備 フィンランドが独裁者プーチンに「ひるまない」わけ

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フィンランドの安全保障を、その歴史から紐解く

 世界を震撼させたロシアによるウクライナ侵攻。「経済関係を深めれば戦争は起きない」「侵略されれば、国際社会が実力を行使して守ってくれる」という幻想は打ち砕かれた。軍事大国の暴挙から、国を守るにはどうすればいいのか。

 東京大学名誉教授の北岡伸一氏の著書『世界地図を読み直す―協力と均衡の地政学―』より、隣国ロシアの圧迫から独立を守るのに腐心してきたフィンランドの歴史を紹介する。

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 2018年4月下旬にフィンランドを訪ねた。...

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