東証で前代未聞の「役員就任」ダメ出しを受けた南野陽子の夫 「彼女は“仕方ないね”と」
兜町の事情通たちの間で、なぜか南野陽子(54)の名がささやかれている。その背景を探ると、またもや不肖の夫の存在に行き当たる。当のご本人は弁解するが、騒動は、東証では前例のない事態にまで発展していたのだった。
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コロナ新薬を呼び水に、30億円もの株価操作をした疑いで警視庁による逮捕者が続出した経済事件。その舞台となった医療ベンチャー「テラ」が、またしてもひと悶着を起こしていた。
同社は東証スタンダードに上場する企業として、先月28日に新任役員人事のIRを発表したが、その文書はおかしなことに、役員就任案の〈取り下げ〉と書かれていたのだ。
さる証券会社幹部が言う。
「テラは新任役員候補として、医療やITに詳しい人物たちを推薦したのですが、東証からダメ出しを食らってしまった。その中の一人に、南野陽子の旦那さんがいたというわけです」
かつて本誌(「週刊新潮」)も報じたように、ナンノの4歳年下という旦那は、経営に関わってきた銀座のクリニックの家賃を踏み倒したり、銀座のママを愛人にして子供を産ませたり、振り込め詐欺のドンとのつながりが暴かれたり、さまざまな話題を振りまいてきた。
「テラは辛うじて上場こそ維持していますが、一連の事件で東証から『特設注意市場銘柄』の指定を受けてしまっているため、新役員案について精査される立場にあるのです」(同)
結果として人事案は撤回されたわけで、東証はなんとか市場の面目を保ったということになるのか。
本人は「巻き込まれただけ」
「僕一人だけが取り消されたら記事になると思いますけど、テラと東証の間に巻き込まれただけですから」
そう話すのは、当の南野陽子の旦那ご本人である。
「就任予定だった役員は私を含め4人で、東証サイドは3月上旬からどういう経緯で推薦したのかテラ側に聞いていたそうです。で、4人のうち2人はテラのコンサルだった人間なので通ったのですが、私ともう一人は東証から提出物を求められ、たしか先月25日の金曜夕方に、私が関わってきた会社の謄本や決算書を週明け28日の月曜日に提出せよとなった。急に言われても、私は出張中で書類はレンタル倉庫に預けていたので間に合わない。テラも東証と揉めたくないので、仕方ないと諦めたのです」
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