リスクを伴う米国によるウクライナへの軍事支援 自国の極右主義者の手に渡る可能性も
米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は4月24日、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナや周辺国に対して約7億ドルの追加軍事支援を行うことを表明した。
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米国はロシアの侵攻以来、ウクライナに対して同国の2020年の国防費の6割近くに相当する34億ドルの軍事支援を既に行っている。
ブリンケン氏は25日、次の訪問先のポーランドで「最終的に成功するまで支援は続く」と述べたように、ウクライナへの軍事支援は今後さらに拡大する可能性が高い。
米国の軍事支援の規模は近年に行われた中で既に最大となっているが、驚くべきは提供されている兵器の中身だ。
ロシアの緒戦の侵攻を食い止めることに役立ったとされる地対空ミサイル「スティンガー」は1400基以上、携行型の対戦車ミサイル「ジャベリン」は5500基以上に上る。
ハイテク兵器の代表格といえる無人機も今後大量に投入されることになっている。自爆攻撃機能がある無人機「スイッチブレード」は700機以上、新型無人機「フェニックスゴースト」は121機以上だ。
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