一流と二流の差とは? 伝説のカメラマンが明かす「魅せるレスラー」の共通点
リングサイドで取材してきた私にとって、日本人、外国人を問わず、残念だなぁと思ってしまうレスラーは、表情に乏しい選手だ。せっかく得意技を決めている、あるいは決めた直後なのだから、客席に向かって大いにアピールしてほしい場面で、下を向いてしまう選手。性格もあるのだろうが、ドヤ顔ができない選手。――やはり、一流の選手は表情まで含めて完璧に決まっている。プロフェッショナル意識が半端ではないのだ。
特にその点が徹底していたのはやはり、アントニオ猪木だろう。...