司令官を“逮捕”、国防相は不自然な心臓発作… プーチン「大粛清」の意図とは

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カメラの前で”核バッグ”を露出

 民族浄化が正当化されているなら、虐殺、強姦、略奪などあって当然。行きつく先は、大量殺りくを可能にする究極の兵器、核兵器の使用なのだろうか。

 先日、ある葬儀に姿を見せたプーチンの脇で、屈強なスーツ姿の男が黒い鞄を手にしていた。核の発射ボタンを仕込んだ鞄である。

 プーチンは最近、カメラの前でこの“核バッグ”を無闇に露出させている。

 先の名越氏が指摘する。

「戦術核の中には、戦車から発射できる小型の“戦場核”があります。西側諸国に警告を発する意味で、無人のエリアにそれを発射する可能性はゼロではない」

 さらに、こんな見方も。

「プーチンが5月9日の戦勝記念日前に核を使うおそれもある。マリウポリに対する“降伏するならば命を保証する”とのメッセージは、むしろ戦術核の使用を示唆したものとも考えられます」(前出・中村氏)

 終局は見えないが、破局は近いのかもしれない。

週刊新潮 2022年4月28日号掲載

特集「南東部攻撃の枢要『旗艦モスクワ』撃沈 プーチン逆上で『黒海艦隊司令官』逮捕!? 『ロシア軍』総崩れ」より

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