作曲家・いずみたく、姪が明かした素顔と交遊 5回の結婚を経験、自ら大型帆船を設計
5回の結婚を経験
多才で破天荒な叔父との思い出は尽きないという。
「子どもの頃には、夏休みになるといずみが三浦半島に持っていた、油壺の別荘に遊びに行きました。いずみは5回の結婚を経験しているので、当然、親戚や従兄弟も多い。私は2番目の奥さんの子らと仲が良かったですね」
別荘には、いずみの仕事仲間たちもやって来た。
「ヨット好きのいずみは、自ら設計から立ち会って建造した大型帆船に、20~30人を乗せてクルージングを楽しんでいた。その後は維持費を理由に小型船になりましたが、時間があれば海に出ていましたよ」
故人を偲ぶ公演の第1部では、いずみと中村の音楽と時代背景を朗読形式で上演し、第2部は二人の楽曲がメドレー式に披露された。
出演者の一人でいずみを“芸能界の父であり恩師”と慕う今陽子(70)は言う。
「先生の“人気やヒットに頼らない本物のシンガー、人を楽しませるエンターテイナーになりなさい”という言葉を守りつつ、今後も歌い続けていきたい」