バラエティ「人気No.1」の「オモウマい店」 他の番組には絶対マネできない“芸当”とは
裏方がロケ
「ラヴィット!」の“安くてウマくて○○な店”は、昨年6月にスタートしたコーナーだ。また、「ウラ撮れちゃいました」は昨年9月の開始当初こそ、文字通り“業界のウラ側”に密着した番組だったが、今年に入ってからは街と飲食店を紹介する“ウラ名物の旅”ばかりになっている。
「『ウラ撮れちゃいました』のパイロット版(昨年5月放送)では、新幹線や自衛隊のウラなど、興味深い企画が多かった。とはいえ、これをレギュラー放送で続けられるのだろうかと思いましたが……」
デイリー新潮は「日テレ『オモウマい店』は中京テレビ制作 全国ネット放送で大成功しているワケ」(21年06月08日配信)として、ローカル局制作の強みを挙げた。
「確かにローカル局の強みはありますが、もうひとつ、番組が人気の理由は、取材ディレクターやADのキャラクターです。『オモウマい店』はMCのヒロミと進行の小峠英二がスタジオにいますが、彼らは取材したVTRを見て感想を言うだけです。お店の取材はあくまで番組スタッフですから、彼らがオモシロ素人に絡む言動が番組を面白くする大きなポイントになっているのです」
タレントが取材に出る「ラヴィット!」や「ウラ撮れちゃいました」との大きな違いだ。
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