6月のブラジルとの親善試合、成立した背景は 支払いは3億円超?
6月にサッカーのブラジル代表が来日し、日本代表と親善試合を行うという。
W杯21大会全てに出場している唯一の国で、優勝経験は世界最多の5度。現在もFIFAランキング1位に君臨する強豪国が、わざわざ地球の裏側まで足を運び、弱小国相手に胸を貸してくださるというのである。どうやって口説いたのか。
「実は、ブラジル協会側から持ち掛けられたのです」
と日本サッカー協会関係者が明かす。
「昨年9月、ブラジルで行われる予定だったW杯南米予選ブラジル対アルゼンチン戦が、コロナ検疫上の問題で中止となり、代替試合を6月に第三国のオーストラリアで行うことになったのです。そこでブラジルは、その試合後に日本に足を延ばして金を稼ごう、と考えたようなのです」
ブラジルのような世界最強クラスの国を招いて試合を催すには、3億円超を支払うのが相場とされている。
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