斎藤工が”妊娠する”Netflixドラマがアメリカで「解約運動」の”餌食”に トランプJr.まで批判ツイートしたワケ

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 Netflixが大変なことになっている。10年ぶりの加入者減を受け、株価は大幅下落。そんな大逆風のなか、世界同時配信されたのが斎藤工(40)主演の「ヒヤマケンタロウの妊娠」である。日本では好発進となったが、本国アメリカでは、トランプJr.まで登場する「反ネトフリ運動」の”餌食”になっているのだ。

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大逆風の中で……

 4月19日に発表されたNetflixの2022年第1四半期決算は、世界的なニュースとなった。10年ぶりに有料会員が20万人減少。第2四半期も約200万人減少する見込みと、巣篭もり特需から一転、急ブレーキがかかった。ウクライナ侵攻で、ロシアでサービス停止になったことも理由とされる。リード・ヘイスティングスCEOは、広告付きの低価格プランについても言及。翌日、米国株式市場では、株価が35%急落するなど波乱の展開となった。

 まさに嵐が吹き荒れるタイミングで、世界同時配信日を迎えたのが、Netflixとテレビ東京との共同制作ドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」だ。原作は、2013年に講談社から出版された、坂井恵理氏による同名のマンガである。

「男性も妊娠・出産するようになった世界が舞台で、エリートサラリーマンが、自身の妊娠をきっかけに、世間の偏見と戦いながら出産するまでの日々を描いた作品です。発売当時も斬新な視点でジェンダー問題に切り込んだ“社会派マンガ”として注目を浴び、女性読者から長く支持されてきました」(出版業界関係者)

#CancelNetflix

 ドラマ版で主人公・桧山を演じたのは、斎藤工。ヒロインは上野樹里で、他にもリリー・フランキー、筒井真理子などの実力派俳優が揃った。

「テレ東関係者も『Netflixが入るとこんなに予算が潤沢なのか』と驚いていました。非現実的な設定であるにもかかわらず、斎藤は“母”になる体や心の変化をリアルに演じ切ったと、試写でも高評価だった」(制作会社スタッフ)

 日本では、24日現在2位にランクイン。「社内お見合い」「愛の不時着」など韓国ドラマ勢と好勝負を繰り広げている。だが、海の向こうのアメリカでは、逆の意味で注目を集めているという。Netflixバッシングの象徴的作品として槍玉に挙げられ、炎上しているのだ。

「#CancelNetflixとTwitterで検索すると、斎藤と上野が抱き合うサムネイルがたくさん出てきます。『配信予告の案内メールを見て、解約を決意しました』『この作品の告知を見て、Netflixが落ちぶれた理由がよくわかった』など、配信前からボロクソに叩かれていました」(アメリカ在住ライター)

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