小池都知事、3年ぶりのパーティーの思惑 弟子の参院選出馬、本人の国政復帰は?
今夏の参院選で混戦が予想される東京選挙区。目下、注目を集めているのは都民ファーストの会の共同代表を務める東京都議の荒木千陽氏(40)である。
政治部記者によれば、
「荒木氏は、前回の衆院選前に都民ファの国政版である『ファーストの会』を設立。衆院選での出馬はかないませんでしたが、今年3月、参院選に打って出ることを表明したのです」
東京選挙区といえば、自民党が擁立を決めた元おニャン子クラブの生稲晃子氏や、立民の蓮舫参院議員など大物ぞろい。荒木氏では見劣り感も否めないが、
「関係者が固唾をのんで見守っているのは、荒木氏の背後にいる小池百合子東京都知事の動向ですよ」(同)
定数6の東京選挙区では、生稲氏と蓮舫氏、それに盤石な組織がある公明・共産の候補者が議席を獲得するのは確実。残り2議席を荒木氏と日本維新の候補、自民、立民それぞれの2番手候補が四つどもえで争う構図になるとみられる。
「ただ、小池氏が荒木氏の応援に本腰を入れれば、彼女が上位集団で楽々当選する可能性もある。昨年7月の都議選でも“過度の疲労”で入院していた小池氏が、選挙最終盤に都民ファ候補の応援に入り、自民の大勝を阻止。今回も、小池氏が動けば何十万の票が上積みされそうです」(同)
[1/2ページ]