ミス学習院からセクシー女優、覚せい剤で逮捕… 「結城るみな」の“転落と懺悔”告白

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〈ミスコングランプリが衝撃デビュー!〉――そんな売り文句で2020年からセクシー女優として活動していた結城るみな(27)が、覚せい剤取締法違反で逮捕されたのは昨年9月 のことだった。今回、取材に応じた彼女は「迷惑をかけた皆さんにお詫びしたい」「私の体験を話すことが誰かの役に立つのなら」と繰り返したが……。【酒井あゆみ/ノンフィクション作家】

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 結城の第1作が発売されたときのことはよく覚えている。天皇家御用達の「学習院」大学卒で、2016年のミスキャンパスグランプリ。しかも所属女優のレベルの高さで知られる有名メーカーの専属契約である。セクシー女優の中でも稀な“ハイスペック”で、「なんでこの業界に」と驚かされた。高身長スレンダーを武器に、これまでに14本の作品に出演してきた。多くのファンを得ていただけに、「文春オンライン」が報じた結城の薬物逮捕は大きな話題を呼んだ。

 取材現場に現れた結城は、特長だった長い髪をばっさり切っていた。

「(薬物が)体に残るって聞いたので……髪の毛は特に。30センチ、行きました」

 始終姿勢良く、ハキハキと喋る。売れっ子だっただけあって、頭の回転も早い。執行猶予中である立場を自覚し、言葉に気をつけているのも伝わってくる。現在は定期的に精神科とマトリ(厚生労働省地方厚生局麻薬取締部)のカウンセリングに通い、睡眠薬に頼りながら生活しているそうだ。

「逮捕時には一人暮らしでしたが、今は実家で生活しています。たまに知人のバーでアルバイトをしているくらいで、基本的にずっと寝ていますね。薬を渡される夢、使ってしまう夢を見るなどのフラッシュバックは今もあり、正直、辛いです。目を覚ますたびに『夢でよかった……』と。カウンセラーの方には『“(薬物を)今日やらない”を毎日続けて』とアドバイスいただいています」

 いつセクシー女優業に復帰してもいいよう、腰を動かす練習はしています――ときにおどけてそんな冗談も口にするが、現状、社会復帰はまだまだ遠そうだ。

「アダルトの仕事、そして薬物を経験した私だからこそができるやり方で、何か社会に貢献できるような活動ができれば……とも考えていますが、いつになるかはわかりません。先日も、薬物の逮捕歴がある某有名人の方との対談のオファーを頂いたのですが『悪い方向にクスリの話で盛り上がってしまうかも』と思い、お断りさせて頂きました」

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