ソ連時代から続くロシア「戦争犯罪」の歴史 捕虜約2万2千人を大量殺害

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 事実に基づく映画「カティンの森」は、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダが齢80を超えて撮影した作品だ。衝撃的なラストは語り草であり、一度観れば、二度と忘れることはできない。現在、ウクライナで進行している惨劇は、その場面と見紛うばかりなのである。

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 ワイダ監督は、その映画の構想から50年の時を要したのだが、それには理由があった。監督が“カティンの森事件”を知った1950年代、“真実”を語るのはタブーだったのだ。

 独ソ不可侵条約を結んだドイツとソ連は1939年9月、ほぼ同時に西と東からポーランドに侵攻。...

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