「ダウンタウン」31年ぶりの漫才に沸くお笑い界 次に見てみたい「大物コンビ芸」は
ショートコントを確立
「そんな中、『次に久しぶりに芸を披露するコンビは誰だ?』という話が出ています。もっとも期待されているのが、ウッチャンナンチャンのコントです」
東京に進出して間もないダウンタウンとウンナンは、『夢で逢えたら』(フジテレビ:1988~91年)で、清水ミチコ、野沢直子らとコントを披露していた。深夜番組にもかかわらず、最高視聴率20・4%(ビデオリサーチ調べ:関東地区)を記録した人気番組だった。
「今の小学生や中学生は、内村光良さんと南原清隆さんがコンビだということ知らない子も多いそうです。笑福亭鶴瓶師匠が数年前に『まだウンナンをやってた頃……』とすでにコンビは解散したかのような言い方をしたこともあったほどです。おそらく2人のコントは、2010年の『笑う犬』(フジテレビ)の特番で披露したのが最後ではないでしょうか」
ショートコントを確立したのが彼らだと言われる。
「10分ほどの長いネタではなく、一言二言で笑わせる短いネタをたたみかけるように次々と続けていくのが斬新で、ネタの設定、キャラクターの作り方、演技力が、当時の芸人の中では特にうまかったと思います。ダウンタウン同様、後輩芸人に大きな影響を与えました」
コント「親友」では、公衆トイレの個室に入っていたウッチャンの隣にナンチャンが入ってくる。ナンチャンがベルトを外す音を聞いて「南原?」。ポチャン!という音を聞いて「南原?」……と極端に短いコントを連発させた。
もっとも今はピンでの活動が多い。
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