白血病公表の元ソフトバンク・攝津に別荘地トラブル訴訟 地元住民と“全面戦争”に
自らが白血病であることを公表したかつてのソフトバンクのエースが、さらなるトラブルに見舞われている。福岡県糸島市の自宅に設置した「塀」を巡り、訴訟に発展しているのだ。
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ソフトバンク在籍時代に5年連続で開幕投手を務め、また沢村賞を受賞するなど活躍し、2018年シーズンを最後に引退した攝津(せっつ)正氏(39)は昨年1月、慢性骨髄性白血病であることを公表している。本人はインタビューで、
〈正式に病名を告げられた瞬間は、「死ぬのかな」と思いました。でも先生に「大丈夫です。今は治せる病気なので」と言われて〉
と語り、2児の父であるいまは仕事を続けながら闘病中の身。その攝津氏にさらに振りかかっているのが、ご近所トラブル訴訟だ。
「3月28日に福岡地裁で攝津さんが当事者の裁判の判決があったんです」
と司法に詳しいジャーナリスト。きっかけは玄界灘を見下ろす福岡県糸島市の別荘地帯に攝津氏が自宅を建てたことだった。
「この別荘地は芸能人や財界人にも人気で、攝津さんが土地を購入後、自宅が完成したのは2017年の6月のことでした」(同)
攝津氏に民事訴訟を起こした組合
実は自宅での暮らしぶりについて、昨年8月放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」が特集している。放送によれば自宅は約350平方メートルの2階建てで庭は520坪。歩いて5秒で海という絶景のロケーション。釣り好きの攝津氏が「ここなら」という思いで購入したそうだ。
事情を知る関係者が言う。
「その自宅をL字形に囲む高さ2.5メートル長さ50メートル弱のコンクリートの塀が作られたことがトラブルの原因でした。このような塀を設けることは環境や景観を保護するために管理組合で禁じられている。こうした規約は他の別荘地でも珍しくありません」
元プロ野球選手ゆえ、プライバシーを守るために塀を設置したのだが、
「組合から攝津さんサイドに塀を撤去するよう交渉するも応じてもらえず、組合は塀の撤去と損害金200万円を請求する民事裁判を起こしたのです」(同)
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