「三遊亭圓生」襲名に名乗りを上げた円楽の本音は? 過去には“永久欠番”化も検討
円楽の狙いは
かくして“腫れ物”と化し、一度は“永久欠番”化も検討された大名跡。再び話題を集めるようになったきっかけは、今年1月、毎日新聞に掲載された円楽のインタビュー記事。〈オレはもしかしたらもうすぐ手を挙げる(かもしれない)よ〉〈なんで手を挙げるかというと、(中略)『つなぎ』なんだと。円生の名を世の中に出さないと忘れられちゃう〉と、自身が次世代に「圓生」を引き継ぐパイプ役を担うと宣言したのである。
「円楽は4年前に肺がんを公表し、翌年には脳腫瘍と診断された。肺がんの再発を経て現在は脳梗塞で入院中。症状は軽いものの、7月まで『笑点』などすべての仕事をキャンセルして休養している」(別の関係者)
それだけに、円楽には期するところがあるそうだ。
「自分の目の黒いうちに、何とか圓生の復活を成し遂げたいと考えている」
先の自著には〈“三月(みつき)の圓生”と呼ばれてもいいかもね〉とも。その覚悟には、誰も異を唱えていないという。