「失語症」ブルース・ウィリスが見せていた前兆 原因は「撮影中の怪我」説も
駄作ばかり
「近頃の彼の出演作品は、かなり低予算のB級映画ばかりでした」(猿渡氏)
しかもその多くは、評論家筋から酷評される代物ばかり。あまりに多くの駄作に出演しているため、最も酷い映画を選ぶ米ゴールデン・ラズベリー賞で「ブルース・ウィリスによる2021年公開映画の最低演技」なる特別部門が一時は設けられたほどだった。
彼の病の原因について示唆を与えるのは、4月1日付の英デイリーメール紙だ。
〈ウィリスの友人らは、失語症が「ティアーズ・オブ・ザ・サン」の2002年の撮影中、発火物が頭に当たって負った傷害に関係していると思っている〉
エイプリル・フールの報道だけに眉に唾すべきかもしれないが、一方で同紙は
〈特殊効果担当者は“熱い薬莢”がたったひとつ当たっただけ、と言っている〉
とも記すなど、妙にディテールのある話なのだ。
1980年に映画デビューしたウィリス。「ダイ・ハード」(88)、「アルマゲドン」(98)、「シックス・センス」(99)などヒット作多数。出演作の興行収入は全世界累計50億ドル(約6千億円)超にものぼる。
「引退は残念です。ただ、パーキンソン病になったマイケル・J・フォックスがその後、一時的に復帰した例もあります」(猿渡氏)
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