海老蔵の同時多発的な交際と團十郎襲名で持ち上がる「芸の肥やし問題と西麻布暴行事件」

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恨みを買ったり下手を打ったり

 さる8日、「團菊祭五月大歌舞伎」の取材会に出席した尾上菊五郎は、海老蔵の團十郎襲名について、「本来ならとっくに襲名していたのに。でも今年、團十郎が誕生しそうだ」と口にした。コロナ禍の落ち着きと共に準備が進んでいるのかもしれない。

「襲名を待ち望む贔屓筋としては、“節度はあるべきだが海老蔵は独身なのだから下半身のことは大目に見る”という考え方が主流で、突き詰めれば“とにかく素晴らしい芸を見せてくれればいい”ということなのだと思います。その一方で、“あんまり自由奔放にやっていると恨みを買ったり下手を打ったりすることもあるからそれが心配ですね”と言う人もいました」(同)

 女性関係が自由奔放なくらいは良いとして、それ以上の事態になるのが怖い、ということか。2010年に東京・西麻布で元暴走族の男に暴行され、大けがを負った事件のことが頭によぎっても不思議はない。

「あの事件の後の会見では痛々しい姿で、左上顎骨粉砕陥没骨折とこれによる三叉神経の知覚障害、左眼球打撲による結膜下出血、前歯2本の損傷などで全治2カ月だと明かしました。贔屓筋にも苦い記憶として残っているようです。今回露見した同時多発的な交際の背後に反社会的勢力や半グレがいないとも限らない。海老蔵を抑える参謀役がいないから暴走してしまうのではないかとの指摘も根強く、それらを案じているわけです」(同)

 今のところは「交際」報道と身内の揉め事で終わっている。一連の騒動が海老蔵に自制を促すなら、災い転じて……という展開もありえる。もともとのファンはそれを望んでいるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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