元おニャン子・生稲晃子、参院選出馬のウラ事情 割を食った女性議員とは?
片山女史も“一枚噛み”
「彼女にアプローチしたのは、参院自民党幹事長で安倍派の世耕弘成さんです」
さる事情通がそう明かす。
「生稲さんは、現在の都連会長で安倍派の萩生田光一さんと2007年、自民党の機関紙で対談しています。また16年には『働き方改革実現会議』の有識者委員に選ばれるのですが、当時、経産相として内閣にいたのが世耕さん。萩生田、世耕という有力者二人との縁と強力なプッシュに、派閥のドン・安倍さんも満足げにOKを出したそう」
見通しも明るい。
「おニャン子になじみのある50代はもちろん、人気番組『ちい散歩』などへの出演歴から高齢者にも知名度がある。当選は確実です。先の総選挙で落選した石原伸晃氏も参院選に意欲を見せていましたが、彼なら自民党全体に逆風が吹きかねなかった」(政治部デスク)
もう一つの知られざる物語
だが、この経緯のウラにはもうひとつ、知られざる“物語”があった。
「片山さつき参院議員が二階派を離脱する騒動がありました。彼女は安倍派入りし、東京選挙区から出る腹積もりだったんです」
と、先の自民党関係者。
「引退する中川さんは大蔵省出身で、片山さんと同じ。“誰も後任が見つからなければ、役所の後輩の片山でいくしかない”と口にしていた。“でも、それじゃ大変だよなぁ”とも。土壇場で生稲さんに決まり、みなが胸を撫でおろし……」
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