「服を脱げ」子どものすぐそばで母親を強姦、父親は銃殺 ロシア兵の許されざる蛮行

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現場の兵士の統率が乱れていることが原因か

「ウクライナの検事総長はこの母親に対する性暴力の捜査を正式に開始し、当該ロシア兵の身柄拘束を求める請求を裁判所に提出しています。さらに、ロシア兵が別の少女を襲ったとの情報もある。ゼレンスキー大統領は、フランス議会でのオンライン演説でロシア軍による強姦行為を強く非難しています」(外報部記者)

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1カ月半が経過。英タイムズ紙(3月28日配信)が母親の証言を報じたことで、このようなおぞましい性暴力の存在が明らかになりつつある。

 これが「プーチンの戦争」の実態である。

〈苦戦ロシア〉(4月4日付朝日新聞)

 ここ最近、大手メディアにはこうした見出しが躍り、ロシアの“後退”報道が目立つ。事実、キーウ陥落を断念したと報じられ、改めてプーチンの“苦境”が浮かび上がってきている。結果、現場の兵士たちの統率は乱れ、先の「一家の惨劇」のような地獄絵図が現実のものとして繰り広げられているのだ。

略奪行為も

「SNS上にロシア軍兵士逃亡の動画がアップされるなど、現場が混乱しているのは間違いないでしょう」

 と、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は解説する。

「その原因は、やはりプーチンの見通しが甘かった点にあると思います。少なくとも開戦前は、プーチンに誤った情報が伝えられ、2、3日でキーウは陥落して戦争は終わると考えていた。そのため、シビアな戦局に突入することを想定しておらず、現場の指揮系統が乱れているのだと思います。結果、通信手段である無線がうまく使えず、本来は持ち込んではいけないスマートフォンをこっそり使って兵士同士で連絡を取り合うなどといった様子が伝えられている状況です」

 加えて、元時事通信モスクワ支局長で拓殖大学海外事情研究所教授の名越健郎氏曰く、

「補給が不充分なロシア軍は、ウクライナ市民から携帯電話を奪うなど略奪もはたらいている」

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