「死亡ひき逃げ事件」の時効撤廃へ 遺族の思いが県議会を動かし国に意見書提出
一人息子をひき逃げ事件で失った母親の執念が埼玉県議会を動かした。2009年9月に埼玉県熊谷市で小関孝徳君(当時小学4年で10歳)が車にひき逃げされ死亡した事件はいまだ解決していないが、母の代里子さんは死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を訴える活動を続けている。代里子さんの粘り強い思いは議員らに届き、埼玉県議会が3月、死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を国に求める意見書を全会一致で可決するという異例の判断を下した。
「救護措置義務を果たさず被害者を死亡させ、故意に逃走を図った点では殺人罪にも匹敵する凶悪な犯罪である。...