42歳「ミセス京都市議」に新たな問題 脱税疑惑と不貞行為を夫が再び告発

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脱税の疑い

 これによると、恵美氏が貴志氏に給与を支払ったのは、1、2、3、11、12月の5回。それぞれ月8万5000円で、合計42万5000円だった。これが一体、何を意味するか。夫の貴志氏に解説をしていただこう。

「離婚協議中ではありますが、まだ法的には彼女は私の“妻”です。妻が政務活動費で不正計上を行いながら、一転して保険金では事実通りに休業補償を請求したという矛盾を指摘してきました。妻は不正計上に関して説明責任を果たさず、返還することで決着を図りました。休業補償の件は、私に無理やり書かされたと虚偽の説明を行ったのです」

 源泉徴収簿を見ると、貴志氏の休業中に給与は支払われていない。だからこそ問題だということになる。

「政活費として不正計上した100万円を超える人件費と、源泉徴収票に記載された給与額との間には、約70万円の差額が発生しています。これは一般的に脱税と指摘されても仕方ない行為です。百歩譲って、税制上の“グレーゾーン”だったとしても、政治家は一般の方々より厳しい法令遵守が求められるのは言うまでもありません。市議として問題があることは間違いないはずです」

“証人”の一人娘

 恵美氏は「休業損害証明書」を夫に無理やりに書かされたと主張したが、貴志氏は「証明書について自分は何も知らなかった」と真っ向から反論している。

 今回の源泉徴収簿も、源泉徴収票も、雇用主たる恵美氏が作成の責を負っている。こちらは「夫に無理やり作らされた」ということはあり得ないだろう。

「政活費の不正計上、保険金の申請、脱税疑惑のある源泉徴収票の作成という3つの問題行為は、全て相互に関連性があります。これらは“セット”の不正として、恵美氏の判断によって行われたと見るほうが自然でしょう」

 貴志氏と恵美氏は現在、別居状態にある。そして貴志氏は「私は昨年9月から娘に会えていませんが、これも妻の不正行為と関係があるかもしれないのです」と言う。

「もちろん、親権を私に渡したくないという理由による行動なのかもしれません。今後、離婚協議は本格化します。娘を私に会わせず、妻が一方的な主張を吹き込めば、娘が『離婚後は母親と一緒に住みたい』と言うかもしれないからです。ただ、娘は私が交通事故で働けなかったことを知る“証人”であるのも事実でしょう」

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