「タバコを回し吸い」「競馬新聞を渡され…」 全国の刑務所で行われる看守の“抱き込み”
塀に囲まれた刑事施設の中で、生活の全てを厳格に管理される拘禁者たち。
だが、毎日新聞が3月22日に報じた〈元刑務官 金品提供で懲戒〉という記事は、そんな常識を吹き飛ばす衝撃的なものだった。
事のあらましは、「さいたま拘置支所」に勤めていた男性刑務官(50)が、暴力団組員の被告男性(55)に、5万円の現金を差し入れたり、刑務官の名簿を渡したりと、さまざまな“便宜”を図っていたというもの。同紙の取材に「快適に暮らしたかった」と動機を語った被告だが、実際、全国津々浦々の刑事施設では、どんな“刑務所ライフ”が繰り広げられているのだろうか。...