相葉「どうぶつ園」、上田「世界一受けたい授業」がリニューアル リスクの少ない“日テレ戦略“とは

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ジャニーズは切れない

「日テレ生え抜きのテレビマンである小杉善信副会長が専務時代に実行してきたやり方で、社内の優秀なクリエイターを交換することで番組を活性化させるのです。過去には『志村どうぶつ園』の総合演出が『ザ!鉄腕!DASH!!』のプチリニューアルを行ったこともありました。『嵐にしやがれ』や『人生が変わる1分間の深イイ話』など、多くの番組をテコ入れして長続きさせてきたのです。そうすればCMスポンサーに逃げられることもなく、営業局にもメリットがある。小杉副会長は営業局長も務めたことがあるので、製作現場と営業の両方のことを考えた、リスクの少ない改編作戦です」

 もっとも、テコ入れした番組のその後は三者三様だ。

「鉄腕DASH」はTOKIOが3人になっても番組は継続中。「嵐にしやがれ」は嵐の活動休止をもって終了し、櫻井翔の「1億3000万人のSHOWチャンネル」に生まれ変わった。「深イイ話」はこの3月で終了し、枠移動した「しゃべくり007」に引き継がれる。

「『鉄腕DASH』、『SHOWチャンネル』、そして今回の『みんなのどうぶつ園』に言えることですが、ジャニーズがMCの番組は高視聴率を維持しなければ、何かと面倒なことになります。テコ入れして数字を上げる必要があるんです」

くりぃむも切れない

「深イイ話」の終了については、デイリー新潮「徳井義実不在のまま『深イイ話』も終了 日テレ大改編で“今田耕司もついでに”の不運」(2月4日配信)で、低視聴率が理由だったと報じた。

「その代わりに放送枠が格上げされたのが『しゃべくり007』です。MCにはくりぃむしちゅーの2人がいます。そして今回の『世界一受けたい授業』にも、校長役の堺正章さんに、教頭役の上田晋也さん、学級委員長役の有田哲平さんの2人がいるわけです。コンビで出演する番組は日テレではこの2本ですが、上田さんには複数の番組がありますし、4月からは新番組『上田と女が吠える夜』も担当してもらいます。さらに彼らが所属する事務所には、『news zero』の有働由美子アナ、『月曜から夜ふかし』と『マツコ会議』のマツコ・デラックスもいる。くりぃむしーの番組を簡単にやめるわけにはいきません」

 色んな方面に気を遣ったリニューアルである。

デイリー新潮編集部

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