相葉「どうぶつ園」、上田「世界一受けたい授業」がリニューアル リスクの少ない“日テレ戦略“とは

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 日本テレビは4月改編で、土曜夜に放送されている「I LOVE みんなのどうぶつ園」(19時台)と「世界一受けたい授業」(20時台)の企画リニューアルを行う。春の改編と言えば、各局で多くの新番組が登場する時期だが、この2つの番組は、やめるわけにはいかない特別な事情があるのだとか。

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「I LOVE みんなのどうぶつ園」はタイトルを変更して「嗚呼!!みんなのどうぶつ園」となり、これまでの動物そのものにフォーカスした内容から、動物をこよなく愛する人々にスポットを当てる企画に変更する。

「世界一受けたい授業」の企画もリニューアルされ、番組の原点に戻って“スター先生”の発掘、“ホンモノ”の先生が出演、“世界に誇れる日本の天才”も紹介するなど、家族揃って楽しめるアカデミックバラエティになるんだとか。

 タイトルを変えたり、企画を変えるくらいなら、いっそのこと番組自体を打ち切って新番組にしちゃったほうがいいのでは、という意見もあるはず。日テレ関係者に聞いた。

「この2つの番組は、日テレにとって非常に重要なんです。テレビ離れが進むなか、視聴率はそこそこ取れています。もし全く新しい番組にすると、これまでの視聴者も離れてしまう恐れがあります。日テレは、それは避けたいと考えているんです」

 新番組にできない理由はさらにあるという。

総合演出を交代

「スポンサーの問題もあります。相葉雅紀がMCとなった『みんなのどうぶつ園』は04年にスタートした『天才!志村どうぶつ園』を引き継いだ番組ですし、『世界一受けたい授業』も04年スタートの長寿番組です。長年CM枠を買ってくれているスポンサーが多く、これも縁だからと細く長くスポンサードしてくれています。そのため、もし新番組にしたらスポンサーに降りられてしまう可能性がある。そういったリスクを避けるため、日テレは他局とは異なる編成方針を貫いているんです」

 とはいえ企画を変えるほどだから、今のままではマズいということではないのか。

「平たく言えばテコ入れですからね。具体的には、番組の指揮官である“総合演出”を担当替えします。自分で作ってきた番組を自分で壊すのは難しい。ですから、これまでの総合演出をクビにして、他の番組をヒットさせている総合演出にテコ入れしたい番組を担当させるのです」

 交代させられるほうはつらいだろう。

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