80代認知症の母を介護する100歳の父の言葉 「お母さんが一番不安」「お互いさまよ」

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 突然、認知症と診断された患者は、自分の病とどう向き合うのか。そして介護する家族にはどんな変化が起きるのか。その一部始終を捉えたドキュメンタリー映画が話題である。苦難を乗り越え、たどりついた「夫婦のかたち」から学ぶ超「老老介護」のリアルとは……。【信友直子/ドキュメンタリー映画監督】

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「ぼけますから、よろしくお願いします」――これは2017年のお正月に、当時87歳だった母が実際に私に言った言葉です。午前0時になって年が変わった瞬間、「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶の後に、「今年はぼけますから、よろしくお願いします」と言ったのです。...

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