ゼロコロナに固執で上海ロックダウンの惨状 半導体工場は世界不況の“時限爆弾”か
中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)が長期化の様相を見せている。市内では日増しに住民の不満と疲労が募り、中国当局も人民解放軍を派遣して対応に追われる異常事態に。一方、上海が“フリーズ”することで危惧される世界的な経済リスクについて専門家は警鐘を鳴らすのだ。
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月28日に市東部から先行して始まった上海市のロックダウン。4月4日には1日当たりの新規感染者が1万3000人を超え、過去最高を記録した。...