バレーボール協会長に川合俊一、荷が重い理由 診断書偽造問題、日本開催の大会が消滅
日本バレーボール協会の新会長に、元日本代表でタレントとしても活動する川合俊一氏(59)が選出された。
だが、この人事には、“荷が重すぎる”という声も聞こえてくる。
「川合さんが無能だというわけではありません。彼が背負う荷物があまりにも重過ぎるのです」
とスポーツ紙バレーボール担当記者が明かす。
というのも、この協会、日の丸に泥を塗るような醜態を世界に晒してしまった。
「ことは2020年1月に行われたビーチバレー国際大会にさかのぼります。参加予定だったペアが不出場の意思を伝えたのに、協会がうっかり期限内に申請し忘れたのです。しかも、罰則を回避するために、というか自身のミスを隠蔽するために、ビーチバレーボール強化部長が診断書を偽造して国際バレーボール連盟に提出していたというのです」
川合新会長が直面する問題
診断書偽造は昨年9月に発覚。今年1月、強化部長はもちろん、嶋岡健治会長(72)ら幹部たちが一斉に解任されたのだった。
川合新会長も就任に際して第一に“ガバナンスの高度化”を掲げたが、直面する問題はそれだけではない。
なんと、長年わが国で行われている国際大会、「ワールドカップ」と「ワールドグランドチャンピオンズカップ(通称・グラチャン)」がなくなってしまうというのだ。
「ジャニーズタレントを動員するなど賑々しく開催していましたが、ついに日本のテレビ局の資金力が海外で通じなくなった。今後、競技の露出は激減し、競技人口減少も必至。それを食い止めるべく、川合さんには、スポンサー集めや“客寄せパンダ”の役割が期待されているのですが……」