〈ウクライナ侵攻〉ブロック化が始まる世界のエネルギー市場

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 ロシアのウクライナ侵攻が続く中、世界経済に亀裂が生じ始めており、エネルギー市場ではブロック化の流れが急速に進みつつある。

 ドイツのハベック経済・気候相は25日「天然ガスの輸入について、2024年夏にも脱ロシア依存が可能」との考えを示した。調達元の多様化に加え、再生エネルギーの拡大が進めば、24年夏にロシアからの天然ガスの輸入割合を1割に下げられるとしている。

 ドイツはロシアのウクライナ侵攻直前に、ロシアとの新しいガスパイプライン(ノルドストリーム2)の稼働を凍結するなど、脱ロシア依存に動き出していた。...

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