「バーバリーロス」から立ち直れず6期連続赤字の「三陽商会」 2年前の「身売り危機」を振り返る
キャッシュリッチ
アパレル大手の「三陽商会」が、2022年2月期の連結営業損益を10億円の赤字と発表した。6期連続赤字である。同社は前期まで5期続いた赤字からの脱却を掲げてきたが、新型コロナウイルスオミクロン株感染拡大の影響を受けた。このままでは、2年前になんとか乗り切った「身売り危機」がふたたび浮上するのではないか。
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20年当時の三陽商会は、コロナ禍に追い打ちをかけられ、さらには、外資系ファンド「RMBキャピタル」から身売りを迫られ、まさに存亡の危機にあった。...