橋下徹らの「ウクライナ降伏論」への反論 ロシアに祖国の一部を侵略された専門家の証言

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 スピルバーグの映画「ターミナル」は、トム・ハンクス扮する東欧の旅行客がNYの空港に降り立つ場面から始まる。序盤、入国審査の段になり、信じられない出来事が彼を襲う。母国が突如、有事によって消失したと知らされるのだ。

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 祖国のありがたみは、この映画の主人公がそうであるように、失って初めて分かるのかもしれない。

 翻ってわが国において、有識者たちがウクライナに対し、賢(さか)しらに“降伏論”を唱える状況はどうなのか。

 特に喧(かまびす)しいのが二人の「徹」である。...

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