愛子さまが見せた圧巻のスピーチ力 豊かな語彙とユーモアは「並大抵ではない」

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国民への十分なアピール

 サーフボードからご家族で落ちたお話や、「どこでも寝られる」などのユーモアからは、サービス精神も感じられました。大勢の記者の前で堂々と話し、かつ視線も外さないという、大人でもなかなかできないことを成人したばかりの方がしっかりとこなしていらっしゃるわけです。今後増えていくであろうご公務やお出ましが、非常に楽しみになってきました。

 たまたま同日、悠仁さまの卒業式があり、メディアに向かってご挨拶をなさっていましたが、マスクをされていたので表情をもっと拝見したくなってしまいました。そのあたりも笑顔溢れる愛子さまの会見とは対照的で、国民への思いも深く語っておられた愛子さまがいかに人格者であられるか、国民にも十分なアピールになったのではないでしょうか。

 そもそも、天皇家と秋篠宮家とは「印象」からして異なります。自由を重んじられ、ご公務以外の趣味の世界も豊かそうな秋篠宮さまと、お若い頃から皇室の責務とひたすら向き合ってこられた陛下。このご両者の違いは、そのままお子様方へも影響してくるような気がします。最近では7割超の国民が「女性天皇」に賛成と答えていますが、今後愛子さまの肉声やお人柄を感じられる機会が増えたら、人気も高まっていきそうです。

週刊新潮 2022年3月31日号掲載

特集「『眞子さん』と格差歴然で『女性天皇』再燃 『愛子さま』威風堂々の『初会見』私はこう観た」より

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