近江・山田陽翔君は無理して投げさせるべきはなかった…“美談”で終わらせてはいけない問題点
大阪桐蔭の4年ぶり4度目の優勝で幕を閉じた選抜高校野球。高い前評判に違わぬ見事な戦いぶりだったが、そんな優勝したチーム以上に大きな話題となったのが、近江のエース、山田陽翔ではないだろうか。【西尾典文/野球ライター】
チームは大会開幕の前日(雨天順延による開幕は1日延期)に京都国際が部員の新型コロナウイルス感染によって出場辞退したことを受け、急遽、補欠校から繰り上がっての出場となったことで準備不足を懸念する声も多かった。
だが、そんな不安を感じさせないピッチングで1回戦から4試合連続で完投。...