市川海老蔵への告発を続ける小林麻耶の洗脳を疑う声に「少なくとも2つのことについては事実」と明かす関係者

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標準治療は全くしていなかった

 その後、2016年6月9日にスポーツ報知が《小林麻央、進行性がんで極秘入院》とスクープし、これを受けた会見で海老蔵が乳がんだと認めるのだが、前出の関係者は次のように明かす。

「この間、海老蔵さんのつてで、気功に頼っていたと言います。いわゆる標準治療は全くしていなかったようです」

 気功は免疫力を高めてがんの増殖を抑え込むことを標榜するものだが、そんなことがあるはずもない。

 スポーツ報知がスクープする少し前から小林家側は「このままでは本当に危ないのではないか」との危機感を高め、麻央さんを然るべき病院Bに入院させるが、ここでも治療はうまく進まなかった。

 そこからさらに頼ったのが、王貞治氏の胃がん手術の主治医も務めた、慶応大医学部卒でこの分野の重鎮・山王病院名誉院長の北島政樹氏だった。もっとも、麻央さんの病状は既に手遅れの状態になっており、「がんと付き合っていく」フェーズにあった。それでもきちんと治療をするという前提で彼女を引き受けるようにと、北島氏は転院する慶応病院の現場へ指示したと見られる。

 過去に週刊新潮は北島氏にこの件について尋ねたことがあった。その際、紹介したこと自体は否定せず、「いやいや、時機が来たら」という口ぶりだったのだが、北島氏は2019年に亡くなってしまい、それ以上のことは語られなかった――。

「あのとき、信じなければよかった」

 慶応病院での治療は根治ではなくQOL(生活の質)を高めるためのものだったが、彼女の心の平穏に資するもので、ちょうどその後からブログを綴り始めた。

「医師との信頼関係が醸成できたことに満足しているようでした。一方で、死と向き合うことであれこれと心に溜まるものができて、ああやってブログで発散していたのだと思います」(同・関係者)

 実際、麻央さんはブログにこんな記述をしている。

《あのとき、/もっと自分の身体を大切にすればよかった/あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった》(2016年9月4日)

「これまで噂にとどまっていた部分が、今回の麻耶さんの話とつながったように思います。この件は洗脳などではなく、事実だと感じます」(同・関係者)

 他方、「少なくとも2つ」と言ったもう1つについては?

「麻耶さんが明確に言っているわけではないですが、姪の麗禾ちゃんや甥の勸玄くんの写真を自身のブログで使用できなくなったなど、その関係を海老蔵さんによって引き裂かれたとのことを示唆しています。実は2人の面倒を見ているのは、麻耶さんと麻央さんの母親、海老蔵にとっては義母なんです」(同・関係者)

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